IT技術者の資格といえば『情報処理技術者試験』。
でもそれこそ「IT技術者といえば!」なものだから、強弱あれど皆が持っていて、差別化が図れない…!
せっかく頑張ってとってそれかよ!
ならば、ここはいっそ『国家資格 技術士』をとってみようではないか!
だって『国家資格』!
ベンダー資格とは違うのだよ、ベンダー資格とは!
国家資格 技術士とは、どんな資格?
『技術士』は、弁護士や司法書士といった士業の一つに分類される。
法に定められた条件を満たし、国が認めた技術者ということになる。
技術部門(専門科目)は20部門。
それぞれの分野の試験を行い認定される形。
IT技術者なら『情報工学部門』。
- 機械部門
- 船舶・海洋部門
- 航空・宇宙部門
- 電気電子部門
- 科学部門
- 繊維部門
- 金属部門
- 資源工学部門
- 建設部門
- 上下水道部門
- 衛生工学部門
- 農業部門
- 森林部門
- 水産部門
- 経営工学部門
- 情報工学部門
- 応用理学部門
- 生物工学部門
- 環境部門
- 原子力・放射線部門
技術士への道は長かった!
試験を1回受けただけでは『技術士』になれない。
なんと、これは数年かけたプロジェクトなのだ!
カンタンにいうと、
第一次試験 → 4~7年以上の実務経験 → 第二次試験
詳細については次項以降で説明していく。
まず第一次試験を受けて『技術士補』になる
試験を受ける以外にも手段があり、JABEE認定の教育課程を修了した場合は、第一次試験はパス出来る。
教育課程は『認定プログラム一覧 | JABEE』を見た感じ、高専か大学だけの様子。
今回のように思いつきなら試験を受験一択な訳である。
しかしつまり試験は『大学の課程修了レベル』ということ。
なのだけど、実務経験者であれば、独学でも何とかならないこともないこともないような絶妙なレベルとの噂。
とりあえず過去問題集を試してみることをオススメする。
試験の内容は、上記20項目から選択の『専門科目』と、全部門共通の『基礎科目』『適正科目』。
『基礎部門』は下記5分野から3題ずつ選択。
- 設計・計画
- 情報・論理
- 解析
- 材料・化学・バイオ
- 環境・エネルギー・技術
『適正科目』は倫理感的な問題で、暗記が可能らしい。
そして試験通過(または教育過程修了)した結果『技術士補』になれる。
そう『技術士補』。まだ技術士ではない。
『技術士補』とは、読んで字のごとく『技術士を補佐する資格』。
といえば、聞こえはいいが『技術士を受けるための資格』といっても差し支えはない。
だが、この『技術士補』の時点で、国家資格保持者としての登録が出来る!
『「技術士補」の新規登録手続き|公益社団法人 日本技術士会』にあるように、登録には2万超のお金がかかる。ツライ。
特にメリットがある訳ではなく、逆に不利益もないので、特に登録してもしなくてもOK。
第二次試験を受けて『技術士』になる
ただし、この試験を受けるには条件が存在する。
『第二次試験|公益社団法人 日本技術士会』によると、下記のいずれかが満たさねばならないのだ!
- 技術士補として技術士を補助した期間が通算4年超える
- 科学技術に関する専門的応用能力を必要とする事項についての計画、研究、設計、分析、試験、評価(補助的業務を除く)又はこれらに関する指導の業務を行う者の監督の下に当該業務に従事した期間が、技術士補となる資格を有した後、通算して4年を超える
- 科学技術に関する専門的応用能力を必要とする事項についての計画、研究、設計、分析、試験、評価(補助的業務を除く)又はこれらに関する指導の業務に従事した期間が通算して、4年を超える
文章が難解過ぎてよく分からない!
のだが、つまり実務経験が4年以上なくてはならない!
因みに情報工学部門は4年だが、他部門だと7年がある。いずれ7年にならない保証はない。
そして、プログラマ作業は、条件に合致する業務に該当しているのかも、正直よく解らない…
第一次試験受かる前から働いてた場合でも、良いように見えるけどもどうなの!?
ともかく時間がかかるということには違いない…
そして第一次試験より、試験内容もかなり難しいらしい…。
もはや独学が絶望的に感じるので、おとなしく専門講座を頼る方が無難…。
国家資格なので、なかなか専門的な勉強なので、スタディングくらいしか見つからなかった。
結論
本当に箔を付けたいなら『技術士』を目指すといい。
でも『技術士補』だとしても国家資格保持として記載することは出来るので、とりあえず『技術士第一次試験』を受けておけばいいと思う。
まずは過去問題集読んでみよう!!
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