WordPressをアップデートするたびに出てくる奴ら
WordPressをメジャーアップデートした直後、プラグイン一覧に見覚えのあるAkismetやHello Dollyが復活しているのを見て、ため息をついたことはないだろうか…?
正直、小さな親切大きなお世話なのだ。
要らんプラグインなど、あるだけでジャマだというのに!
今回はWordPress界のゾンビたちを「永久に」成仏させる方法を書いておく。
なぜ「ゾンビ」は蘇るのか?
理由は単純。
WordPressの本体更新パッケージに、これらが「標準装備(Bundled Plugins)」として同梱されているからだ。
1.本体アップデートするシステムが最新ファイルに入れ替わる。
2.システムが「標準プラグインが足りないぞ? 補充してやろう」と判断し、勝手に再配置する。
この流れ。
たとえ過去に削除していても、WordPress側は「親切心」でそれらを復元してしまうのだ。
マジで、余計なお世話な。
コメント拒否または承認制ならAkismetはいらない
「スパム対策にAkismetは必須」という説もあるが、
「コメントは拒否または承認制」という運用をしているなら、Akismetを有効化する必要はない。
「承認」ボタンを押さない限り、スパムが世界に公開されることはないからね。
しかもAkismetって、商用サイト(アフィリエイト含む)で使う場合、無料版では規約違反になるリスクがある。
正直、勝手に入れておいて言いがかりも甚だしいな。
解決策:古の「封印の呪文」を刻め
この不毛な「消しては蘇る」戦いに終止符を打つのが、wp-config.phpに記述するコレ。
/** アップデート時の標準プラグイン自動インストールを阻止する */ define( 'CORE_UPGRADE_SKIP_NEW_BUNDLED', true );
実はこの定数、2011年(WordPress 3.2)から存在する「古の知恵」なのだが、昨今、再びその価値が見直されている。
これをwp-config.phpの
require_once(ABSPATH . 'wp-settings.php');
より上に記述しておけば、今後のメジャーアップデート時に、新しい標準プラグインが勝手に放り込まれるのを防ぐことができる。
これで次回のアップデートからは、二度とアイツらの顔を見ることはない!
警告:安易に消さない方が良い場合がある
実は、上記した封印術は、万人に推奨するものではなかったりする。
理由は以下の3点。
「新機能の波」に乗り遅れるリスク
WordPressは進化している。
将来、Akismet並みに画期的で「全ユーザーが使うべき神プラグイン」が標準装備に加わったとしても、この定数がtrueだと、サイトにはその通知すら届かない。
初心者には「毒」になる
自分でプラグインを探してインストールできない初心者にとって、標準プラグインは「最低限のセーフティネット」。
それを自ら断ち切るこの行為は「自分で自分のサイトを100%管理する覚悟」がある者だけの特権。
つまり依頼で作ったサイトには有効化しない方がいいってこと。
「消す」と「無効」は違う
「なんとなく邪魔だから」という理由だけで封印すると、将来、別のプラグインが「標準プラグインの存在」を前提として動くような設計だった場合に、謎のエラーで死ぬ可能性がある。
まぁ、今まで1回も出たこと無いけども。
結論:使えば便利だけど、覚悟がいるかもしれない
WordPressの進化を自らの手で取捨選択し、『自分のサイトに必要なものは、自分で決める』という覚悟を持ったミニマリストのための禁忌術。
「標準プラグインの追加という『変化』すらも自分で管理したい」
と考えてる者だけが、この呪文をお使いください。
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